伊那市の整体院、健康調整院 日和の池田です。
今回は、痛みや不調に悩む日本人の半数以上が不足していて、痛みなどの身体の不調だけでなく、精神疾患などにも影響している「鉄」についてお話ししていこうと思います。
⚫︎血液検査ではわからない?あなたも隠れ鉄欠乏かも!?
貧血にはいくつか種類がありますが、もっとも多いとされているのが「鉄欠乏性貧血」になります。
鉄欠乏性貧血はその名の通り、ヘモグロビンの材料である鉄が不足しておこる貧血です。
ヘモグロビンは酸素を全身に運ぶ役割があり、赤血球の減少や赤血球内のヘモグロビンが不足することで貧血になります。
よく「健康診断で正常値だったから」と安心される方もいますが、血液検査に現れるくらいになると、深刻な鉄不足の状態になっている事が多々あります。
カルシウムも血液中のカルシウムが不足すると骨から溶け出し、血中濃度を一定に保とうとするため、血液検査で分かった時には、骨粗鬆症やその一歩手前なんて事があります。
鉄も同じで、何かあった時にために、主に肝臓や膵臓、骨髄に「鉄が貯蔵」されており、血液中の鉄が不足すると、その貯蔵庫から鉄を取り出し、血中濃度を一定に保とうとします。
その結果、カルシウムと同じく、数値に現れた時には深刻な鉄不足の可能性もあるので、「血液検査での数値が正常だから大丈夫」とは限らないのです。
⚫︎その痛みやイライラ、不眠は鉄不足が原因の可能性も
「鉄不足」になると現れる症状は貧血だけではありません。
鉄が不足すると酸素の運搬がうまくいかず、全身が酸素不足になりやすくなります。
酸素が不足すると、イライラや倦怠感、不眠、意欲の低下など、様々な症状がでる可能性があります。
さらに、前回のブログでもお話しした幸せホルモンと呼ばれるセロトニン、ノルアドレナリンといった神経伝達物質を合成するために「鉄」も必要になるので、過剰に痛みを拾ってしまったり、慢性痛や精神的な不調の原因になる可能性があるのです。
⚫︎女性では約半数が鉄不足
現代の日本では、食の多様化が進み、脂質や糖質を過剰に摂取する一方、タンパク質やビタミン、ミネラルといった栄養素は不足している傾向にあります。
特に女性は「月経」の影響もあり、年代によっては約半数の方が鉄不足というデータもあります。
また、鉄などの栄養不足は不定愁訴と呼ばれる、「医療機関などで検査をしても原因がはっきりわからない症状」の原因になる可能性もあることがわかっているので、女性だけでなく男性も注意が必要になります。
⚫︎伊那市で痛みの根本改善を目指すなら
痛みや不調がある方で、鉄不足の傾向が男女ともに多いという報告もあります。
身体の筋肉をほぐしたり、関節の歪みを調整するだけでは一時的な改善にしかならず、根本的な改善ではありません。
もちろん、全ての方が鉄を始め、食事が原因とは言いませんが、食事を整えてマイナスになることはないと思っています。
伊那市の整体院「健康調整院 日和」では、身体の構造と栄養の両面から痛みの根本改善をサポートしています。
お悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。