姿勢は肩こり・首こりだけではなく、腰痛や股関節・膝の痛みなどの全身に出る不調、見た目の変化(ぽっこりお腹など)や代謝などにも影響があります。
「姿勢」と聞くと、皆さんはどんな原因を思い浮かべますか?
関節、筋肉、生まれつき、仕事中の姿勢などなど、姿勢が悪くなってしまう原因はたくさんありますし、どの影響が一番強いかは人によって違います。
しかし、ほぼ全ての方に共通しているのは、筋肉には生まれ持った性格があり、その性格が姿勢に影響しているということです。
今回は、そんな筋肉の性格について話していきます。
”頑張りすぎてしまう筋肉”と”サボってしまう筋肉”
筋肉は、基本的には「頑張って緊張してしまう筋肉」と「サボって弱化してしまう筋肉」に分かれます。
スマホを見たり、デスクワークや長時間の運転などの偏った姿勢が続いたり、座っている姿勢や立っている姿勢が悪かったりすると、筋肉のバランスが崩れてしまいます。
それが長期間続くことで、その人の「癖」として体は覚えていきます。
猫背・ストレートネックの原因「上位交差性症候群」
肩こりや猫背・ストレートネックなどの姿勢でお悩みの方に多くみられるのが「上位交差性症候群」と呼ばれる姿勢のパターンです。
この状態では
・首の後側の筋肉(後頭下筋群など)
・肩の上の筋肉(僧帽筋上部)
・胸の筋肉(大胸筋・小胸筋)
といった「頑張りすぎてしまう筋肉」が過剰に働き、常に緊張している状態になります。
一方で
・首の前側の筋肉(深頸屈筋)
・背中の筋肉(僧帽筋中部・下部)
・肩甲骨を支える筋肉(前鋸筋など)
といった「サボってしまう筋肉」はうまく働かなくなります。
このバランスの崩れによって
・頭が前に出る(ストレートネック)
・背中が丸くなる(猫背)
・肩がすくむ
といった姿勢が作られてしまいます。
その結果、首や肩に負担が集中し、肩こりや頭痛、腕のだるさなどの症状につながることがあります。
ソリ腰や腰痛の原因「下位交差性症候群」
一方で、ソリ腰やぽっこりお腹・腰痛などに関係しているのが「下位交差性症候群」です。
この状態では
・腰の筋肉(脊柱起立筋)
・股関節の前側の筋肉(腸腰筋)
・太ももの前の筋肉(大腿直筋)
といった「頑張りすぎてしまう筋肉」が過剰に働きます。
反対に
・お腹の筋肉(腹筋群)
・お尻の筋肉(大殿筋)
・太ももの後ろの筋肉(ハムストリングス)
といった「サボってしまう筋肉」は弱くなり、うまく働かなくなります。
このバランスの崩れによって
・骨盤が前に傾く
・腰が過剰に反る(反り腰)
・お腹が前に出る(ぽっこりお腹)
といった姿勢が作られてしまいます。
その結果、腰や股関節に負担が集中し、慢性的な腰痛や股関節の不調、膝の痛みなどにつながることがあります。
姿勢の改善は「癖」を修正していくことが重要
ここまで見ていただくとわかるように、姿勢は単純に「意識」や「気合い」で良くなるものではありません。
筋肉のバランスが崩れている状態で無理に姿勢を正そうとしてもすぐに戻ってしまったり、別の場所に負担がかかります。
大切なのは、頑張って緊張している筋肉をほぐすだけでなく、サボっている筋肉を正しく使えるように修正することで、体の使い方の「癖」が修正され、姿勢や慢性的な不調の改善につながる可能性があります。
上部・下部のどちらかだけを整えても、姿勢は「重心のバランス」が大事になるため、上部または下部のどちらかのバランスが崩れたままだと、元の状態に戻ってしまう可能性があります。
そのため上部・下部の両方を整えていくことが大切になります。
肩こりや猫背・ストレートネックでお悩みなら
ここまでお伝えしてきたように、姿勢が崩れてしまうと猫背やストレートネック・ぽっこりお腹といった見た目の変化だけではなく、肩こりや腰痛などの慢性的に続く不調につながる可能性もあります。
そのため、ただ「硬い筋肉をほぐす」「姿勢を気を付ける」「ストレッチをする」だけでは、すぐに戻ってしまったり、別の場所に負担がかかってしまう事もあります。
当院では、現在のお体の状態だけでなく、筋肉のバランスや体の使い方、生活習慣まで含めて原因を考え、その方に合ったセルフケアや生活習慣の改善をお伝えしています。
伊那市・上伊那で猫背・ストレートネックなどの姿勢や肩こりなどの慢性痛にお悩みの方は、整体院「健康調整院 日和」に、お気軽にご相談ください。